Finish What We Started



2003/01/13

2002年末に行われたLiveの後、
再びスタジオでの作業を続けていたバンドであるが、
Nikki Sixxにより、1stデモ4曲に続き、
6曲のレコーディングを終了したことが明かされる。

01. I Don't Care (改名前タイトル "Kiss Me....Kill Me")
02. Brace Yourself
03. Life
04. Crash (仮タイトル)
05. Going Out (改名前タイトル "Right B-4 You Crack")
06. Shut The Fuck Up

また、この後バンドはしばしのオフに入る。
この間を利用して、ドラムのScot Cooganは、
初代ドラマーKris Kohlsが担当していた、
1stデモ4曲のドラムパート差し換え作業を行う。
(*ただし、Nikkiは既にKrisのノリに合わせてベースをプレイしていることから、
「ドラムのみの差し換え作業は困難」として、後にこの作業は中止されている)


2003/03/10
約2ヶ月の空白を経て、Nikkiによりバンドの近況が明かにされる。
「アルバムの契約関係も大詰めを迎え、Webサイトの準備や、
メジャーアクトをサポートする形でのTOURの話なども順調に進んでいる」
ただし肝心の音に関しては (現在既に35曲以上を書き上げたにも関わらず)
1st レコードで鳴らすべき曲ではないね、
...ま、アルバム無しでTOURが始まったって構わないさ」として
更なるリハ及びレコーディングを続ける予定だと語る・・・

また、この頃バンドは、Web上で 2ndデモ録音時の曲である、
" Shut The Fuck Up!"を、MP3形式で配布しはじめる。
(*実はこの曲、Klown Records (BRIDESがリハーサルで使用)の、
パソコンから盗まれた可能性があるとのことで、
違法流出に先んじる形で急遽Web公開となったそう...)


2003/03/20
Klown Recordsサイト内での仮住いを脱し、
正式なB.O.Dオフィシャルサイト(www.bridesofdestruction.com)が設置される。

新サイトでは、BRIDESのデモ楽曲がフルでストリーミング試聴可能となっていた。
そちらで(当時)公開されていた音源はこちら(*現在は配布されていません)

01. I've Got A Gun
02. Natural Born Killer
03. Revolution (改名前タイトル "My Revolution")
04. Only Get So Far
05. Shut The Fuck Up!
06. I Don't Care
07. 2X Dead (Goin' Out) (改名前タイトル"Going Out")
08. Life...
09. Brace Yourself

また、この中の「Life...」でメインボーカルを取っているのは
ヴォーカリストの Londonではなく、ドラマーのScot Coogan
(*誰も気付いてくれないので、オフィ掲示板で本人自ら告白というオマケ付き(笑))

また、同時期にTracii Gunsのサイトで、LondonがB.O.D.加入時に録音された音源、
"Seven Deadly Sins"(SWEETの"No You Don't"の変タイトル)が公開される。


2003/04/05
Nikki 、サイドギタリストのJohn CorabiがBRIDESを脱退したことを発表、
Johnの脱退理由は、「ソロキャリアをより追求したいから」...

Nikkiはこの件について、
「彼は偉大な友人であり、互いに対する尊敬および愛は変わらない、
オレ達は、それぞれが別々の終わらない長い旅に旅立つだけのことさ...」と語る

John Corabiはその後、下記のコメントを残す
「今のオレはバンドのメンバーでいたくないんだ。
(その理由として) 2年前に結婚した妻と、
糖尿病を抱える息子イアンとの時間をもっと持ちたいしね、
思えば、Nikkiから誘われなければBRIDESに参加することも無かっただろうけど、
結局、それに傾ける時間が今は無かったのさ」...

また、Nikkiは、Johnの脱退に伴い注目される後任ギタリストについて、
「暫らくはTracii Gunsだけでいくつもりだ、
どうやらオレは1人のギタリストとのみプレイする運命にあるようだね。
...でも、これで Mick Marsにも Tracii Gunsにも文句が言えなくなったよ、
なぜって、オレが頼るギタリストは、彼等しか居ないんだから!(笑)」と語る

また、Nikkiは、2003年の夏にアメリカで行われた、
AEROSMITH とKISSのダブルヘッドラインTOURのオープニングアクトに、
BRIDESの名前が挙がっていたことを明らかにする。
「名前が出たのは光栄だけど、まだ正式な契約もアルバムも持って無いバンドが
オープニングを務めるのは無理だったんだ。
オープニングアクトに決まった SALIVAには幸運を!、
そして今のオレ達は新しい音に集中するだけさ...」


2003/04/20
Nikki 、既に日本のレコード会社とは契約が結ばれていることと、
あと8〜10週間でレコーディングを終了することを明らかにする。
(レコード会社は、MOTLEY CRUEと同じくユニバーサルJAPAN9


2003/05/26
アルバムの正式なプロデューサーがSteve Thompson に決まったこと、
また、6月からアルバムに向けての本格的なレコーデイングが開始されることが、
Nikki から改めてアナウンスされる。


2003/06/02
Nikki 、BRIDESの近況について語る、それによると、
「バンドはリハーサルと並行して、歌詞/アレンジの煮詰めに入っている段階で
来るべき6月末からのレコーディングに備えNikkiのホームスタジオでの作業中...
また、新曲も続々と生まれつつあり、
以前のデモに比べ、より速く、よりハードで、よりダークな方向性で進んでいる、
この状態では、いつアルバムが完成するのか解らない状況だ」と語る...
また、上記理由により、今までのデモを集めたCDを、
正式なデビュー・アルバムに先駆けてリリースする可能性も示唆する。
(*結果的には実施されず)

ドラマー Scot Cooganが、元MR.BIGのPaul Gilbert 来日公演に、
助っ人ドラマーとして参加することが決定する。
(*ScotとPaul Gilbertは以前からの友人であり、
 来日に合わせリリースされたPaul のアルバムでもScotはドラムを叩いていた)


2003/06/22
デモ音源の数々が収録された音源のCDリリースが、
Motley.Comによりアナウンスされる
(そのため、オフィシャルサイトでは急遽、音源の試聴はストップされる)

Nikki、カリフォルニアの GALAXY THEATRE で7月26日に行われる、
N SIXX のイベントで、B.O.D.が一回だけLiveを行う予定がある旨を発言する
(*N.SIXXとは当時Nikkiが関わっていたブランド。
 ただし、こちらも結果的には実施されず)



2003/06/25
Tracii Guns、当時の現況を語る
「Nikkiはメキシコの何処かへ失踪中だし、
ScotはPaul Gilbertバンドでの日本ツアーの疲れを癒すべく休養中。
んで、オレはLondonに電話してみるんだけど、
ヤツはちっともコールバックしてこねぇ...
おかげでオレはこの長い長い休暇を、
ゲームボーイとギターを抱えて過ごすはめになっちまったぜ!
ま、Rock'n Roll は、計画どおりにいかないもんだけどな(笑)」


2003/08/1
二ヶ月間の空白を経て、NikkiがBRIDESの現況を語る
「アルバムは現在、Steve Thompsonの手によりミックスされている。
このアルバムでは、Scot Cooganが 5曲、
(前任ドラマーの)Kris Kohlsが5曲でドラムを叩いている。
また、John Corabi も、2ndギタリストとして参加している音源である」

「アルバムは、今年中にまず日本で発売され、
その後に世界中に配給される予定ではあるが、
もし、アルバム発売が都合良く進展しなければ(契約がまとまらなければ)、
問題は山積みであり、またツアーも行う予定が無い」
(*実は、この時点でMOTLEY CRUEの再始動のハナシが浮上し、
 Nikkiの目がそちらに向いていたため、
 「思うような契約が取れないのなら、
 リリース出来なくてもOK」となったものと思われます)

また、Tracii Gunsも、このNikki発言の以前に、
「あのバンドは終わった」との発言を自身のWebサイトで残しており、
オフィシャル・サイトも、当初の勢いから規模が縮小されていたことから、
ファンの間でも、BRIDESは空中分解・・・との認識が深まっていた。


2003/08/30
Tracii Guns、約1ヶ月ぶりにコメントし、
「BRIDES.のCDは一応、2月に世界中で発売されるメドがついた、
近々レーベル詳細について話せるだろう」との情報を発する。

また「Motley Crueの再始動スケジュールによるが、
CDがリリースされた後には、いくつかショウをやる可能性もある、
また、そのときのメンバーは、Nikki、 Tracii、London、 Scot Cooganは無論として、
おそらく Gilby Clark(元G'N'R)が、2ndギタリストとして参加するだろう」と語る


2003/09/10
Tracii Guns、「日本でリリースされるBRIDESのアルバムは、
一通りの作業を終了し、その出来映えにはバンドも非常に満足している」と語る
また、アメリカおよび、ヨーロッパでリリースが決定した場合は、
「先行発売の日本仕様に対し、2-3曲が更にプラスされる予定があり、
これらはSteve Thompsonのプロデュースによる新録曲となるだろう」とも語る


2003/10/15
LAのThe Key Clubで行われた、Vince Neilのソロ名義でのショウに、
NikkiとTraciiが飛び入りで出演し、Motleyの楽曲をプレイする。
(NikkiとVinceが同じステージに上がるのは、
 2000年のMOTLEY CRUE Japanツアー以来)
写真は→ コチラ


2003/10/24
「HERE COME THE BRIDES」のアルバム・タイトルにて、
アメリカ発売に先駆け、2003/12/25の日本先行リリースが決定する。

同時に同アルバムは、
年明けに ヨーロッパ及びアメリカで発売されることが決定し、
これに伴いバンドは再び活動を活性化させることとなる。
また、日本とヨーロッパからTourのオファーが来ていることも明かされる。


2003/11/03
BURRN!誌 12月号 「MOTLEY CRUE & B.O.D. 巻頭特集」発売となる。
同号では、MOTLEY CRUEおよび、BRIDES.の現況と展望が
各メンバーのインタビューを通して徹底追及された

Nikkiは、「もはやMOTLEY CRUEは、自分にとっては終わったことであり、
今後はBRIDESで自身の可能性を追求する」との考えを示したが、
同時に、ファンのためにもキチンとした形で終焉させる必要はあるとも考えており、
BRIDESの活動にいったん区切りがつきしだい、
Motleyのフェアウェルツアーを行う考えを明らかにする。



2003/11/03
IRON MAIDENを中心に行われる、複数バンドでのフェス「MAIDEN RULES」に、
BRIDES出演の噂が流れる
(*実際、オファーはあったようですが、ポシャりました)

また、日本のギター雑誌「Young Guitar」にて、Traciiのインタビューが掲載される


2003/12/05
BURRN!誌1月号のヌーノ・ベッテンコートのインタビューで、
実はNikkiは、(BRIDESにつながる)Super Band構想時に、
ヌーノ・ベッテンコート他、複数のギタリストに声をかけていたことが明らかになる。


2003/12/07
アルバム「HERE COME THE BRIDES」が、
2004年の3月9日に、アメリカでもリリースされることが決定する。
(*少し前の時点でNikkiは、Sanctuary Recordsとの間でUS&EUにおける
 アルバム3枚分の契約を結んだことを発表していた)

また、Nikkiはこの前週に BRIDESのプロモーションのため、
カナダのTorontoに赴いたが、
翌週には、日本向けのプロモーションとして、
EPK(Electronic Press Kit、要するに販促用のビデオ・ツール)の制作をすることを言明。
また、アルバム収録曲の"Shut The Fuck Up"は、
翌年2月にアメリカで公開される、チューニングカーのドキュメント映画
「Death Or Glory」の、リード・トラックとして採用されるのみならず、
「HERE COME THE BRIDES」からの、1stシングルとなる可能性を示す。



2003/12/25
BRIDES OF DESTRUCTIONのデビューアルバム 「HERE COME THE BRIDES」、
12月25日 国内盤先行にてリリース!
(販売店により)初回特典としてステッカー等の各種オマケが添付された

また、Nikkiは1月19日発売の日本の雑誌「BASS MAGAZINE」の表紙を飾る。
一方、アメリカでもNikkiは今年最後の仕事として、
アメリカの雑誌「BASS PLAYER」と、「GUITAR WORLD」の写真撮影を行なった。
(*GUITAR〜は、Traciiと一緒に取材をうけた)




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