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Motley Crue - GENERATION SWINE

* update 2009/08


GENERATION SWINE 「ジェネレイション・スワイン」

01. Find Myself
02. Afraid
03. Flush
04. Generation Swine
05. Confessions
06. Beauty
07. Glitter
08. Anybody Out There ?
09. Let Us Prey
10. Rocketship
11. A Rat Like Me
12. Shout At The Devil '97
13. Brandon
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14. Afraid (Swine Mix / Jimbo Mix)
15. Wreck Me (Unreleased Track)
16. Kiss The Sky (Unreleased Track)
17. Rocketship (Early Demo)
18. Confessions (Demo -Tommy Vocal)
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* エンハンスドCD仕様 "Afraid" PV収録

Album Details:
* Original Released : 1997/06/24 (日本盤: 1997/05/25)
* Line-up : Vince Neil (Vo), Mick Mars (G), Nikki Sixx (B), Tommy Lee (Dr)
* Produced by : Scott Humphrey, Co-Produced by : Nikki Sixx & Tommy Lee
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* Debut : 4 (1997/07)
* Peak : 4 (1997/07)
* Top200 : 9 weeks / Gold (500,000 over)
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* Single : #02."Afraid", #06."Beauty", #07."Glitter"
* Video : #02."Afraid"


Liner Notes:
John Corabiのヴォーカルを前提に、「PERSONALITY #9」の仮タイトルで制作が進められていたアルバム制作途中にVince Neilが復帰。オリジナル・メンバーに戻って制作された、通算7作目のアルバム。
(※「PERSONALITY #9」は、既存6枚のオリジナル・アルバムに「DECADE OF DECADENCE」, 「QUATERNARY」を加えた8枚に続く"9番目の人格(アルバム)"の意味)

大きく方向性を変えた前作「MOTLEY CRUE」(1994年)が商業的に失敗。Nikki SixxとTommy Leeは本アルバムに向け1994年10月に開始されたリハーサルで、改めて自分達のルーツに立ち返るべく、過去のアルバム「TOO FAST FOR LOVE」, 「SHOUT AT THE DEVIL」時代の粗削りでストレートなロックン・ロールを模索していたが、アルバム制作にあたり起用した新進プロデューサーScott Humphreyが得意とする、デジタル機材Pro-Toolsを駆使した前衛的な音作りに触れ、あっさり方向転換。この決断が再びサウンドに新機軸を打ち出すことになった。

ただし、後から加工が可能な制作手法と、NikkiとTommyに新しいアイデアが浮かぶ度に歌い直しを要求されるJohnには多大なストレスが圧し掛かる。また、前作までのプロデューサーBob Rockが示した"絶対権力"不在の制作環境において、アルバム制作のイニシアチブを握ったNikkiとTommy、そこにプロデューサーScottの思惑が絡み、自分の居場所を無くしたと感じたMick Marsはバンド脱退を考えるまでになっていた(結果、脱退までには至らなかったが、Mickは本アルバムをあまり気に入っていない)。

断続的にレコーディングが続けられ、リリースが先延ばしにされる中、1996年9月にVinceの復帰が決定。約4年半ぶりにMotley Crueのレコーディングに参加したVinceは、既にJohnのヴォーカルで完成されたトラックに改めてヴォーカルを入れなおす作業を行い、この時点でアルバム・タイトルは「GENERATION SWINE」に変更された。

仮タイトル「PERSONALITY #9」時代に、Johnのヴォーカルを前提に制作された楽曲は15曲前後とされているが、それらのタイトルには、"Say Goodbye", "Blackbox", "Take Me In Your Wings", "Melody", "Wrote My Name In Blood"などがある。ちなみに、これらのトラックは徹底してリークされることは無かったが、2008年になり #09."Let Us Prey"と他2曲("Say Goodbye", タイトル不明曲)のデモが流出している。

Vince復帰の話題性もあり、本アルバムは全米アルバム・チャート初登場4位を記録。1stシングルにはNikkiが書いた#02."Afraid"がカットされたが、コンポーザーとして頭角を現したTommyもアルバムを通じて貢献(逆にMickの出番は激減...)。また#03, #09ではJohn Corabi、#07ではカナダ出身のロック・シンガーBryan Adamsが共作者としてクレジットされている。
(※2曲のみのクレジットに留まったJohnは「アルバムの少なくとも80%には関与した」として後に訴訟を起こす)

また本アルバムは、Vince以外のメンバーによるヴォーカルがフィーチャーされていることも特色。各トラックのコーラス等のほか、#10."Rocketship"でNikki, #13."Brandon"ではTommyがメイン・ヴォーカルを務めている。

アメリカでの発売に先駆け、日本盤は1997/05/25に先行発売。当時のオリジナル盤にはNikkiのサイド・プロジェクト「1958」(その後「58」と改名)の"Song To Slit Your Wrist By"が、日本盤のみのボーナス・トラックとして14曲目に収録されていた(後の再発盤ではカットされている)。

ちなみに、日本盤CDは数度にわたり再発売(型番・仕様変更)されているが、リリース年により邦題が異なる (「ジェネレーション・スワイン」(1997年, 1999年, 2006年)、「ジェネレイション・スワイン」(2003年, 2005年, 2008年)。


※商品情報:「ジェネレイション・スワイン」
(商品情報は「Amazon.co.jpアソシエイト」による)


Additional Info:
#14- #18は1999年のデジタル・リマスター盤 "CRUCIAL CRUE (ミレニアム・シリーズ)"リリース時に追加されたトラック。また、上記リリースの際には日本国内のみの限定盤として紙ジャケット仕様のCDも発売されている(全8枚)。

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2003年のアメリカでのレーベル移籍(Beyond→ Hip-O)に伴う再発時には、エンハンスド・ビデオ・トラックが追加収録された。

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日本盤の紙ジャケット仕様は、2005年に行われた来日公演(2005/11/19- 11/17、全7公演)を記念した限定盤として、2005/10/26にも発売されている。

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紙ジャケット仕様は、2008年のアルバム「SAINTS OF LOS ANGELES」のリリースにあわせ 2008/06/25にも発売されている(3回目は全10枚, SHM-CD仕様, 初回限定盤)。


Tracklisting:

01. Find Myself / ファインド・マイセルフ
 (Music: Sixx, Mars, Lee / Lyrics: Sixx)

 Vince復帰後に仕上げられたナンバー。冒頭のヴァース(Aメロ)部分のヴォーカルはNikkiで、コーラス(サビ)はVinceとTommyによる掛け合い。また、曲のエンディングで、"Destruction!"と叫んでいる子供の声は、Nikkiの長男Gunner Sixx(1991/01/25生まれ、アルバム・リリース当時6歳)。



02. Afraid / アフレイド
 (Sixx / Sixx)

 アルバムからの1stシングル。Nikkiが後の妻Donna D'Errico / ドナ・デリコとの初デートの経験に基づき書きあげたナンバー(Donnaに一目惚れしたNikkiは、嫌われるのを恐れるあまり中途半端な態度を示してしまう)。ブリッジ(Bメロ)部分ではNikkiもヴォーカルを務めている。

 プロモーション・ビデオにはアメリカの男性向け雑誌「Hustler」の発行人として著名な Larry Flyntがゲスト出演。



03. Flush / フラッシュ
 (Sixx, Lee, Corabi / Sixx)

 前任ヴォーカルJohnとの共作曲で、オリジナルは"Kiss The Sky"なる曲(後述)。レコーディングに際し、今ひとつVinceのヴォーカルがフィットしなかったため、急遽Johnが呼び出されコーチ役を務めた。



04. Generation Swine / ジェネレイション・スワイン
 (Sixx, Lee / Sixx)

 当時のNikkiが読んでいたHunter S. Thompsonの著書『Generation of Swine』(1988年発刊)から引用された、アルバムのタイトル・トラック。アルバム・リリース前の1stシングル候補でもある。



05. Confessions / コンフェッションズ
 (Lee, Mars / Lee)

 Tommy主導で書き上げられたナンバー。Vince復帰前のレコーディング中、「ヴォーカルの出来が悪いからダメなんだ」と皆の欲求不満の捌け口にされていたJohnは、この曲のコード進行を提示し「シンガーよりギタリストに専念すべきかもね」と皮肉を言うが、その発言により「Johnは辞めたがっている」とされるなど、"オリンピック級のイジメ集団"(John談)から矛盾だらけのプレッシャーを受ける。



06. Beauty / ビューティー
 (Sixx, Lee / Sixx, Humphrey)

 プロモーション用にカットされた2ndシングル。冒頭の低い声はスタジオで加工されたVinceの声であり、コーラス(サビ)の"She's My Beauty", およびエンディングの"Her Head got Her off Her Feet〜"はTommyによるもの。Nikkiが自身のサイド・プロジェクト「1958」のために書いていた曲がベースとなっている。



07. Glitter / グリッター
 (Sixx, Humphrey, Adams / Sixx, Adams)

 カナダ出身のロック・シンガーBryan Adamsと、プロデューサーScott Humphreyが曲制作に関与したバラード・ナンバー。アルバムからの3rdシングル。制作当初、仕上がりに不満だったNikkiがBryan Adamsにテープを送り意見を求めた結果、オリジナルのコーラス(サビ)部分が残され、Bryanが提示したヴァース(Aメロ)が採用された。



08. Anybody Out There ? / エニバディ・アウト・ゼア?
 (Lee, Sixx / Sixx)

 Vince復帰後に書き上げられたナンバー。2枚のソロ・アルバムをリリースし、Nikki以外のライターの曲を歌いこなした経験により「Vinceは上達して戻ってきた」(Nikki談)。この曲でのVinceは、ほぼ1テイクでヴォーカル録りを終了させている。



09. Let Us Prey / レット・アス・プレイ
 (Sixx / Sixx, Corabi)

 紆余曲折を経た本アルバムの制作過程において、1995年6月に開始された初リハーサル当時から存在した曲。前任ヴォーカル John CorabiがNikkiと詞を共作。



10. Rocketship / ロケットシップ
 (Sixx / Sixx)

 Nikkiが当時のガールフレンドであり後の妻 Donna D'Erricoに捧げたLoveソング。ヴォーカルはNikki自身で、この曲を書き上げることにより、Nikkiは初めて彼女に「愛している」と告げた。アルバム・リリース前に行われたショート・ツアー"Listening Party Tour"では、Nikkiが椅子に腰掛け独唱するスタイルで披露されている。



11. A Rat Like Me / ア・ラット・ライク・ミー
 (Sixx / Sixx)

 「ドブネズミのようなオレには世界なんて救えない、ただ落ちぶれて、堕ちて行くだけ」...当時のNikkiはバンドの将来像、前妻Brandiとの離婚調停など、オン・オフで様々な問題を抱えていたが、この曲は#03と共に当時のNikkiのダーク・サイドを象徴するかのような自虐的ナンバーとなっている。



12. Shout At The Devil '97 / シャウト・アット・ザ・デヴィル '97
 (Sixx / Sixx)

 2ndアルバム「SHOUT AT THE DEVIL」(1984年)収録曲のセルフ・リメイク。NikkiとTommyがDave Ogilvie(NINE INCH NAILSや、MARILYN MANSONなどのミキサー / プロデューサー)と制作・プロデュースしたトラックで、Vinceのヴォーカルは1984年当時のテープをそのまま使用。Vinceは「知らないうちに出来てたトラック」と語る。

 この曲を演奏した「アメリカン・ミュージックアワード'97」(1997/01/27)が、バンドのオリジナル・ラインアップ復活を公にアピールする場として使われた。



13. Brandon / ブランドン
 (Lee / Lee)

 Tommyが長男Brandon Thomas Lee(1996/06/05生まれ)について書いたナンバーで、ヴォーカルはTommy自身。以前から子供が欲しくてたまらず、常々Nikki(当時3人の子持ち)を羨ましく思っていたTommyは、自宅での分娩を手伝い、子供が生まれた30分後には、この曲を書き上げたそう。アルバム・リリースに伴う「Motley Crue Vs The Earth Tour」では、Tommyのピアノ弾き語りスタイルでプレイされた。


Bonus Tracks:

14. Afraid (Swine Mix / Jimbo Mix) / アフレイド(スワイン・ミックス/ジンボ・ミックス)
 (Sixx / Sixx)

 本アルバムで#06を手掛けたエンジニアJames "Jimbo" Barton(Gary Moore, QUEENSRYCHEなどのエンジニア)によるリミックス・ヴァージョン。この曲は数種類のミックスが制作され、3種同時リリースされたシングルCDに収録されたが、上記ミックスおよび、アルバム収録ミックスの他に以下のヴァージョンが存在する。"Rave Mix" (Mixed by : Dave Ogilvie), "Swine Mix" (Mixed by : Lenny Derose), Alternate Rave Mix" (Mixed by : Dave Ogilvie)。



15. Wreck Me (Unreleased Track) / レック・ミー(アンリリースド・トラック)
 (Lee, Neil, Mars, Sixx)

 アルバム制作時のアウトテイク。「実験的な曲。アルバムに収録されなかった沢山の曲の中の一つ」とNikkiは語る。



16. Kiss The Sky (Unreleased Track) / キッス・ザ・スカイ(アンリリースド・トラック)
 (Lee, Neil, Mars, Sixx, Corabi)

 #03."Flush"のオリジナル・テイク。Mickは「ある日、スタジオに行くとタイトルが"Flash"に変わっていて、ギター・サウンドが少なくなっていた。不愉快だったね」とコメント。



17. Rocketship (Early Demo) / ロケットシップ(アーリー・デモ)
 (Sixx / Sixx)

 Loveソング #10の初期ヴァージョン。「まっすぐな気持ちを素直に表現した曲だから、デモの段階から殆ど手を加えなかった」(Nikki)。



18. Confessions (Demo -Tommy Vocal) / コンフェッションズ(デモ・トミー・ヴォーカル)
 (Lee, Mars / Lee)

 * 日本盤のみのボーナス・トラック

 #05の初期ヴァージョン。レコーディングが行われていたNikkiのガレージで(Buttcheese Westと名付けられていた)、Tommyが遊びで録音したトラック。


Personnel:
* Additional Musicians : David Darling (Guitar), Suzie Katayama (Cello), Bunnet Salve (String Quartet Arranged), David Paich (Piano & Harpsichord), Scott Humphrey (Accident Generator & Vox)
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* Recorded at : Can Am, Music Grinder, Conway, The Enterprise, The Chop Shop, Buttcheese West
* Recorded by : Lenny Derose, Brian Dobbs, Dave Ogilvie, Steve Macmillan, Marty Ogden
* Assistants : Barry Moore, Mike Geiser, Patrick Thrasher, Patrick Shevelin, David Bryant, Brandon Harris, Billy Kinsley, Gary Winger, John Nelson, Dave Hancock
* Mixed by : Brian Dobbs (#01, #08), Dave Ogilvie (#02- #05, #07, #09, #12), Jimbo Barton (#06), Lenny Derose (#08, #10)
* Additional Production and Remix by : Dave Ogilvie (#12)
* Mastered by : Tom Baker at Future Disc


Release Info:US
[ Original Released ] by Elektra/ Asylum Records (Elektra Entertainment)
[ Re:Released 1999 ] by Motley Records / Beyond Music
 * Remastered by : Chris Solem at Future Disc 1999
[ Re:Re:Released 2003 ] by Motley Records / Hip-O Records (Universal Music)
[ Re:Re:Re:Released 2008 ] by Motley Records / Eleven Seven Music


Release Info:JP
[ CD Released 1997/05/25 ] by イーストウエスト・ジャパン AMCY-2075
[ Re:Released 1997/10/25 ] by イーストウエスト・ジャパン AMCY-2422
[ Re:Re:Released 1999/06/30 ] by ポリドール POCP-9191
 *紙ジャケット仕様限定盤 / 通常盤
 *ボーナス・トラック追加 / デジタル・リマスター / HDCD(以降の再発盤も同リマスター音源使用)
[ Re:Re:Re:Released 2003/10/22 ] by ユニバーサル・インターナショナル UICY-3764
 *エンハンスドCD仕様(ビデオ・トラック追加、以降の再発盤も同仕様)
[ Re:Re:Re:Re:Released 2005/10/26 ] by ユニバーサル・インターナショナル UICY-9618
 *紙ジャケット仕様限定盤
[ Re:Re:Re:Re:Re:Released 2006/10/18 ] by ユニバーサル・インターナショナル UICY-6493
[ Re:Re:Re:Re:Re:Re:Released 2008/06/25 ] by USMジャパン UICY-93496
 *紙ジャケット / SHM-CD仕様限定盤




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