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History


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Motley Crue - History 1984

※Motley Crueのバンド・ヒストリーを年代別に網羅!



1984/01
2ndアルバムからの1stシングル"Looks That Kill"、シングル・チャートに登場。プロモーション・ビデオも頻繁にオンエアされ、バンドの人気は急上昇。


1984
アメリカで1983年9月から1年間にわたり放送されていた、音楽に関する雑学クイズ番組「The Pop 'N' Rocker Game」にゲスト・パフォーマーとして出演し、"Looks That Kill"と"Live Wire"を披露。テープに沿った口パクではあったものの、Motley Crue初のメジャーなテレビ番組出演となる。


1984/01/10
■Ozzy Osbourne: Bark At The Moon Tour 1st Leg (1984/01/10 - 1984/03/24)
Ozzy Osbourneのサポートとしての全米ツアーがPortland, ME (Cumberland Civic Center)からスタート (同ツアーにはイギリスのWAYSTEDもオープニング・アクトで参加)。3月まで全43公演で行われたこのツアーでバンドはOzzyと親交を深め数々の逸話を残す。

<1984/01/30 - New York, NY (Madison Square Gardens)>
01. In The Beginning
02. Shout At The Devil
03. Take Me To The Top
04. Knock 'Em Dead Kid
05. Too Young To Fall In Love
06. Red Hot
07. Guitar Solo
08. Piece Of Your Action
09. Looks That Kill
10. Live Wire
11. Helter Skelter



1984/01
アルバム「SHOUT AT THE DEVIL」がプラチナ・ディスクを獲得(売り上げ100万枚超)。

01/29にツアーで滞在していたNYのナイト・クラブ「Limelight」にて、関係者のみで"ゴールド・ディスク"獲得の祝宴が行われた後、翌日の「Madison Square Gardens」で行われたショウのステージ上でファンの前で"プラチナ・ディスク"獲得のお祝いが行われる。


1984/02/22
Ozzy Osbourneのサポートとしての全米ツアー、フロリダ州Lakelandでの出来事...。

ツアー・バスから降り立った一行がバーで休憩していたところ、Ozzyが下着を下ろしてケツの割れ目に1ドル札を挟んでから入店するという奇行に出る。店内の客に1ドル札を進呈しようとしたところで1人の年配の女性から文句を言われたため、Ozzyは女性のバックを持って逃走。バックの中にあった女性用ドレスを着て何食わぬ顔でバーに戻ってきた (Nikki、大ウケ)。

その後、Ozzyから「一服(コカイン)やりたい」と言われたNikkiであったが、あいにく手持ちがない。するとOzzyはストローをつかみドレス姿で路上に出て蟻の行列を鼻から吸い始める (Nikki、驚愕!)

Ozzyは立ち上がりドレスをたくし上げ路上に放尿すると、その尿を猫のように舐め始める...そしてNikkiに「Sixxよ、オマエもやれ!」(Nikki、ビビる)

思わずたじろいだNikkiであったが、バンドのために力になってくれているOzzyからの圧力と、ロック界で最も病的なバンド(Motley Crue)の威厳を保つために覚悟を決めOzzyと同じように放尿...(Nikki、開き直る)。

Nikkiが尿を舐めようとしたところで横からOzzyが現れ、Nikkiの尿を舐め始める...(Nikki、唖然)。

この事件以来、Nikkiは「上には上がいる」ことを心に留めるようになった。

その後、OzzyとMotley Crueの度重なる乱行により崩壊したツアーの秩序を立て直すため、Ozzyの妻で敏腕マネージャーのSharon Osborrne(シャロン・オズボーン)がツアーに加わり、アルコール, ドラッグの禁止や、楽屋への女性の入室制限などあらゆる娯楽を禁じているが、欲求不満になったバンドは「
Sex, Fun, Booze, Parties, Hot Rods, Pussy, Heroin, Motorcycles, - No Fun Tour: '83-'84.」(セックス、遊び、酒、パーティ、車、プッシー、ヘロイン、バイク --- 何も娯楽のないツアー: '83-'84)と書かれたTシャツを制作している。


1984/03/24
Ozzy Osbourneのサポートとしての全米ツアー最終日Portland, OR公演。Ozzyの指示によりMotley Crueのセット中に大量の小麦粉が降り注がれ、ショウを終えた途端にカスタード・パイをぶつけられる。

ただし、やられっぱなしで黙っていないMotley Crue。修道士の格好(その下は全裸)でOzzyのステージに現れ、楽屋中から掻き集めたポテトをOzzyに投げつけて借りを返す。


1984/03/31
アルバム「SHOUT AT THE DEVIL」がBillboardチャートで最高位17位まで上昇。同時に「TOO FAST FOR LOVE」が最高位77位を記録。


1984/04
Tommy Lee、下着モデルのElaine (芸名:Candice / 愛称:ハニー)と結婚。ただし彼女がTommyの母親から前のガールフレンドの名前で呼ばれたことをキッカケに大ゲンカとなり別れる (翌年5月に正式離婚)。

ハニーはTommyがツアーで留守にしていた際に、2人の性行為を撮った写真を「Celebrity Sex」という雑誌に提供、写真が掲載された同誌は全米で発売された。ちなみに、彼女はVince, Nikkiの2人とも内緒で関係を持っていたため、Tommyが彼女と別れたことを聞いた2人は、彼女がバンド周辺から消えてくれたことに何よりも安堵したことを後に告白している。


1984/04/04
■SATD Headlining Tour 2nd Leg (1984/04/04 - 1984/05/15)
Ozzy Osbourneのサポート・ツアー終了後、バンドは「SHOUT AT THE DEVIL」リリースに伴う第2次ヘッドライン・ツアーをBoston, MA(Orpheum Theatre)からスタート。サポートはイギリスのSAXON(サクソン)、一部公演のみ同じくイギリスのHEAVY PETTIN'(ヘヴィ・ペッティン)も追加。

<1984/04/04 - Boston, MA (Orpheum Theatre)>
01. In The Beginng
02. Shout At The Devil
03. Bastard
04. Ten Seconds To Love
05. Merry - Go - Round
06. Knock 'Em Dead Kid
07. Piece Of Your Action
08. Too Young To Fall In Love
09. God Bless The Children Of The Beast
10. Red Hot
11. Looks That Kill
12. Live Wire


1984/04
2ndアルバムからの2ndシングル"Too Young To Fall In Love"リリース (B面は"Take Me To The Top")。1920年代の上海をイメージしたプロモーション・ビデオの撮影は、ニュー・ヨークの12thアベニューにある倉庫の下にある廃棄トンネルで7万5000ドルの予算をかけて行われた。


1984/05/16
■Ozzy Osbourne Bark At The Moon Tour 2nd Leg (1984/05/16 - 1984/05/28)
第2次ヘッドライン・ツアーの終了の翌日から再びOzzy Osbourneとのツアー再開。今回は2つのフェスティバルを含む全10公演のショート・サポート。


1984/05/27
当時のアメリカの人気バンドQUIET RIOT(クワイエット・ライオット)のヴォーカリスト Kevin DuBrowがMotley Crueを批判する発言をし、両者はメディアを巻き込んでの舌戦を繰り広げる。

5月27日にKalamazoo, MIで行われたフェスティバルには、Motley CrueとQUIET RIOTが並んで出演したが (その他はOzzy Osbourne, RATT, NIGHT RANGER, ACCEPTなど)、両バンドの楽屋は引き離され厳重にガードされていた。

ただし、当時 パーティ三昧のMotley Crueは、フェスティバル会場が雨から嵐模様になり、ステージセットが壊れた段階で「今日はプレイできない(フェス中止)」として、共演のRATT, ACCEPTのメンバーとツアー・バスの中で酒とドラッグによるパーティを開催していた(が、嵐が止み、フェスは予定通り開催へ...各バンドはボロボロな状態でステージに上がった)。


1984/05/30
■SATD Headlining Tour 3rd Leg (1984/05/30 - 1984/06/15)
「SHOUT AT THE DEVIL」第3次ヘッドライン・ツアー、アメリカ東海岸とカナダで全13公演のスケジュールで行われる。Syracuse, NY (Landmark Theatre)からスタートしたアメリカ東海岸ツアーのサポートはLAの盟友RATT(ラット)、カナダ・ツアーのサポートはドイツのACCEPT(アクセプト)が担当。

RATTはこの年にメジャー・デビュー。初期のシングル"You Think You're Tough", "Back For More"のプロモーション・ビデオにはNikkiとTommyが友情出演している。


1984/06
Ozzyのサポートとして、またバンド単独で行われた約半年に渡るツアーを経て、Nikkiは恋人Litaと別れ、RATTのギタリストRobbin Crosby(ロビン・クロスビー)と共同生活を始める。NikkiはRobbinを"King"(キング)という愛称で呼び、RobbinはNikkiを"Leader"(リーダー)と呼んだ。

このニックネームは1981年中頃、Motley CrueがLAの中心地Sunset Strip界隈を拠点にシーンを形成し、RATTのメンバーと共に「Gladiators」(グラディエーターズ / 剣闘士)と名乗っていた頃に起因。その他メンバーのニックネームは、Vince Neilが"Sgt. Of Arms"(軍曹)、Tommy Leeが"Field Marshall"(司令官)。RATTのStephen Pearcyは"Ratt Patrol Leader"であった。


1984/08/18
■Monsters Of Rock: EuropeTour (1984/08/18 - 1984/09/07)
イギリスのCastle Doningtonで行われたフェスティバル「Monsters Of Rock」および、ヨーロッパ各国フェス・ツアーに出演。バンドにとって初のヨーロッパ公演となる。

ちなみに、このツアーはAC/DC, VAN HALEN, Motley Crueをコアとし、複数のバンドが入れ替わるスタイルで行われているが、各公演ごとの出演バンドは以下のとおり。

<1984/08/18 - Castle Donington, England>
 AC/DC, VAN HALEN, Ozzy Osbourne, Gary Moore, Y&T, ACCEPT, Motley Crue
<1984/08/25 - Stockholm, Sweden
 AC/DC, VAN HALEN, Motley Crue
<1984/08/31 - Winterthur, Switzerland>
 AC/DC, VAN HALEN, Gary Moore, DIO, ACCEPT, Motley Crue
<1984/09/01 - Karlsruhe, Germany>
 AC/DC, VAN HALEN, Ozzy Osbourne, Gary Moore, DIO, ACCEPT, Motley Crue
<1984/09/02 - Nuremburg, Germany>
 AC/DC, VAN HALEN, Ozzy Osbourne, Gary Moore, DIO, ACCEPT, Motley Crue
<1984/09/05 - Rome, Italy>
 AC/DC, Ozzy Osbourne, Gary Moore, DIO, ACCEPT, Motley Crue
<1984/09/07 - Turin, Italy>
 AC/DC, Ozzy Osbourne, Gary Moore, DIO, ACCEPT, Motley Crue


1984/08
フェスティバル Monsters Of Rockにトップ・バッターで登場したMotley Crue、名物となっていた手荒い歓迎を受け、ステージには子牛のレバーと牛の目玉が投げ入れられる。Vince NeilはEddie Van Halenの手首(ギターを弾く手)に噛み付き、Eddieの奥さんを激怒させる。

また、続くヨーロッパ各国フェス・ツアーで訪れたドイツでは、DIOのキーボーディスト Claude Schnellの部屋でパーティを行い、部屋の家具を全て窓から放り出す (責任を取らされたDIOご一行はホテルから追い出される)

ツアー終了後、Nikkiのみヨーロッパに留まり、フランスのパリで休暇を楽しむ。


1984/09
「Monsters Of Rock」ツアーの後、いったんアメリカに戻ったバンドは3rdアルバムのデモ・テープ制作に着手。"Tonight (We Need a Lover)", "Save Our Souls", "Raise Your Hands To Rock"の3曲が仕上げられる。


1984/10/15
■IRON MAIDEN: World Slavery Tour: Europe Leg (1984/10/15 - 1984/11/14)
バンドは10月に再びヨーロッパに上陸。IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)の「POWERSLAVE」ツアーのサポートとしてヨーロッパ各地をツアー (同ツアーにはOzzyとのツアー時と同じく、イギリスのWAYSTEDがオープニング・アクトで参加)。

先の「Monsters〜」ツアー実施時、Nikkiは滞在していたイギリスのNottinghamで、いきなりバス・ルームの窓から部屋に入ってきた上品なブロンド美女と関係を持ち「さすがRockの国 イギリスだ!」と感銘にふけっていたが、今回のツアー前に行われたIRON MAIDEN主催のパーティで、その女性はIRON MAIDENのヴォーカリスト Bruce Dickinsonの彼女であったことが判明。Nikki焦る。


1984/11/19
■Dominion Theatre: Headlining Show (1984/11/19)
IRON MAIDENとのツアー終了後、ロンドンのドミニオン・シアターにてイギリスで初の単独公演を実施。サポートはSTRATUS(ストレイタス)。新曲"Raise Your Hands To Rock"を初めてプレイ。

<1984/11/19 - London, England (Dominion Theatre)>
01. In The Beginning
02. Bastard
03. Take Me To The Top
04. Shout At The Devil
05. Ten Seconds To Love
06. Knock 'Em Dead Kid
07. Too Young To Fall In Love
08. Raise Your Hands To Rock
09. Piece Of Your Action
10. God Bless The Children Of The Beast
11. Red Hot
12. Looks That Kill
13. Live Wire
14. Helter Skelter



Helter Skelter

1984/12
Motley Crue初の12インチ・ピクチャー盤(シングル) "Helter Skelter"リリース。バンドはシングルをカルト教団の指導者であり殺人罪で服役中のCharles Manson(チャールズ・マンソン)に送る。
(Charlesはビートルズの"Helter Skelter"に感化され(間違った解釈をし)罪を犯した人物)
 → シングル詳細情報

レコード会社はクリスマスに合わせた大キャンペーンを計画 (が、この後に起こるVinceの事故により、全面的に中止になる)。


1984/12
新たにRedondo Beach(レドンド・ビーチ)に妻Bethと住む住居を構えたVince、3rdアルバムのレコーディング前祝いを兼ねたパーティを自宅で開催。アメリカ・ツアー中のフィンランドのバンド HANOI ROCKS(ハノイ・ロックス)の面々や、その他大勢のゲストが招かれパーティは3日間に渡って繰り広げられた。

このパーティにはバンドからTommyとMickが参加しているが、当時同居していたガールフレンド(通称:The Thing(あの物体))の癇癪に悩んでいたMickは酔いに任せてパーティを抜け出し、衝動的に入水自殺を図るが未遂に終わる (波に打ち揚げられたところをVinceに発見される)。


1984/12/08
パーティ3日目にして酒が切れたため、HANOI ROCKSのドラマー Razzle(ラズル)を助手席に乗せ、飲酒状態で近くの酒屋に自慢の愛車(赤の1972年製 Ford Pantera)を走らせたVince。酒を買い込み自宅に戻る途中で、運転していた車がスピードの出し過ぎでスリップ。対向車線の車と衝突するという交通事故を引き起こす。

助手席に乗っていたRazzleは搬送先の病院で死亡。対向車に乗っていた2人の男女も重傷を負った。

事故現場に駆けつけたTommyは呆然。Vince邸に戻ったMickは皆が悲しんでいるのを見て「自分のために泣いている」と勘違い。RATTのRobbin Crosbyとカリブに旅行に出かけていたNikkiは、空港で「あんたのバンドのシンガーが死んだよ」と間違えた情報を知らされ事故を知ることになる。



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